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建設機械の保管方法
建築機械の保管方法についてです。
国土交通省より通達されている、「建築機械施工安全技術指針(平成17年改正)」には、地盤の良い土地に水平にとめること、原動機を止め、全ての安全装置をかけ、キーを所定の位置に保管すること、
等が明記されています。
水平でない場所にとめ、安全装置を全てかけていなければ、保管中に地震などがあった場合、現場の外部までに及ぼす事故にも繋がりかねません。
安全な地盤の保管場所の確保につとめ、安全装置はしっかりとかけましょう。
また、残念ながら、建築機械のキーは住居や乗用車のキーと比較すれば偽造が簡単ですので、巨大な重機といえど現場での保管中に盗難に遭う事例も全く無いとは言えないのが実情です。
キーの保管には常に気を配りましょう。
次に、日常点検についてです。
これは、安全面もちろんですが、コスト目線での観点でもあるのです。高額な重機ですから、こまめに保全することによってできる限り長く、なおかつ正常に稼働するように使用することを、日々心がけなくてはなりませんね。
まず、毎使用後の清掃です。
まず、重機のタイヤ部分です。
作業によって付着した泥や化学物質をそのままにしておきますと劣化につながります。簡単な水洗いでもかまいませんので、必ず毎回清掃します。
それからタイヤは直射日光に弱いです。
保管場所が直射日光にさらされている場合はUVシートで防護しましょう。
重機のタイヤはざっくり言っても一本100万円以上する高価なものです。
扱い方によってもちが全く違ってきます。
小さな事の積み重ね、日々心がけましょう。
次に見回り(目視点検)です。
建築機械には本体自体の自重のうえ、扱う木材、鉄骨、ガレキ等凄まじい加重がかかっています。
何気なく使用していて、特にぶつけたりしていないと思っていても、本体の重要な部分に歪みや曲がりが発生していることもあるので、毎日の見回りで早期に発見し、大きくならないうちに修繕していきます。
また、その他にも
・オイル漏れ
・色ハゲ(塗装剤は鉄サビを防止する効果もありますので、こまめに刷毛やスプレーを使用して上塗りしてあげましょう)
こういったポイントに注意しながら指さし確認して周りチェックします。
アタッチメントの中には、油圧式のものもあります。
当然ながら保管時に天地があります。
守らなければオイル漏れ、エア混入等劣化につながります。
天地を遵守し水平に保管しましょう。
その他、異音のチェック、連結部にこまめにグリスをさす、等も大切ですね。
